前略 ウルトラマン
映画「シン・ウルトラマン」を見ました。
すごく力をもらえました。
ウルトラマンやウルトラセブン、ウルトラマンエース、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオ、ザ・ウルトラマン、そしてウルトラマン80。
バルタン星人やゼットン、レッドキング…。
幼かったころ、持っていた人形でごっこ遊びをいつもしていた。意地悪をするヤツらがいたら、ウルトラマンに変身して戦っていた。ウルトラマンに変身することで、強い自分になれる、気がしていた。
そんな幼いころの自分が蘇ってきたから、「シン・ウルトラマン」を見終わった後、全身に力を注入されたような気持ちになって、強く生きられる、強く生きたいと自分の中にパワーが芽生えました。
ウルトラマン、パワーを注入してくれて、ありがとう。オレは守るべき人を全力で守り続けます。
映画「シン・ウルトラマン」あらすじ
次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。
通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、【禍威獣特設対策室専従班】、通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。
班長・田村君男(西島秀俊)、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)、非粒子物理学者・滝明久(有岡大貴)、汎用生物学者・船縁由美(早見あかり)が選ばれ、任務に当たっていた。
禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、神永とバディを組むことに。
浅見による報告書に書かれていたのは…
【ウルトラマン(仮称)、正体不明】。
(引用 https://shin-ultraman.jp/sp/story/)
ウルトラマン、ヌルッとスマート
夜8時という遅めの回で見させてもらいました。
シアター内は、20、30代と思われる男性とワタシの十数人。
静かにその瞬間を待ちました。
スクリーンいっぱいに映し出される懐かしい画、そして音。
オープニングから一気に、6歳の少年に戻されました。
カイジュウが現れ、それを退治する。
そして、遂に、ウルトラマン登場。
どこかヌルッとした肌感。
手足が長く、スマートな体型。
気持ち悪い…という感想をいう人もいますが、
自分が知っているシルエットとは違う、
カッコいいウルトラマンに、
6歳の私のドキドキは、もう止まらない。
【ネタバレ】「がんばれー」 手に汗
「シン・ウルトラマン」のウルトラマンには、カラータイマーはない。
私が知っているウルトラマンは、地球で3分しか戦えなかった。今私が見ているウルトラマンは、無制限で戦い続けることができるのだろうか。
いや、力を使い続けるとカラダの色が赤から緑色に変わり、ダメージを負う。
「がんばれー、がんばれー、がんばれーーーーーッ」
心の中にいる6歳の私がスクリーンに向かって叫ぶ。
ウルトラマンは、強くないといけない。
心優しい、正義の味方、強いヒーロー、
ウルトラマンから魂の力が注がれた。
映画を見終わり、シアターから出たとき、
6歳の自分が、背中をそっと叩いてきた。
「がんばれ!」
応援してくれる声が聞こえてきた。
米津の主題歌 驚きの力
作品自体の満足度は十分だったが、それをさらに上げたのは、
米津玄師さんが歌う主題歌「M八七」だ。
映画を見てから、「M八七」をじっくりと聴くと、
言葉の一つ一つがビシバシ突き刺さってくる。
君が望むなら それは強く応えてくれるのだ
今は全てに恐れるな痛み
知る ただ一人であれ
このサビを耳にすると、胸の奥がズーンとして、
目頭が熱くなってくる。
他にも、「姿見えなくても 遥か先で見守っている」も
コロナやウクライナ侵攻など自分一人の力では
どうにもならないことがあるけれど、
祈ったり、願ったりする姿を、遥か遠くでウルトラマンが
見守ってくれている、そう考えるだけで強くなれる。
一人ではない、
孤独でもない。
どんなときでも、ウルトラマンは見守ってくれる。
「シン・ウルトラマン」は50代の大人や、
10代、20代の若い人たちに見てもらいたい。
そう感じずにはいられない。