ミュージカルが好きなminaへ
映画「キャッツ」を観に行った。
誰もが一度は聞いたことがある、あの「Cats!」だ。
1981年にロンドンで初演されて以来、観客動員数は世界累計8100万人に達し、日本公演も通算1万回を記録するなど、世界中で愛され続ける誰もが知っているミュージカル「キャッツ」が映画化されたんだ。
猫のキャラクターに扮し、その動きのリアルさに、演劇の素晴らしさを感じたのを思い出す。あの「キャッツ」が映画化された作品だ。
予告をスクリーンで観たときの印象、、、
猫が演じるのではなく、人間が猫に扮して演じる。
その動きや衣装、メイクに度胆を抜かれた。
これはもしかして、舞台がスクリーンの中になった感じなのか?
映画「キャッツ」あらすじ
人間に飼いならされることを拒み、逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが……。
引用:https://eiga.com/movie/91458/
酷評?何が?さすがと思わせる作品
観たまま、感じたままを言えば、
どうして、キャッツをスクリーンで観せようとしたのか。
劇団四季が劇場で魅せる、あのキャッツを
上回る点を私の中では探すことが難しかった。
個性豊かな猫たちを歌と踊りで紹介していくストーリーも
目の前の舞台の上で演じられるのは見ごたえがあり
時間が経つのを忘れてしまうほどだったが、
映画では、、、お腹一杯で、正直、退屈だった。
まだやるのーみたいな。
そんな感じで話が進んでいたので、
途中でトイレに立とうとしたけれど、
誰からも愛されない孤独な猫、
かつては絶世の美猫だったが落ちぶれ薄汚れた猫、
「グリザベラ」が登場し、あの名曲「メモリー」を
歌い始めたシーンで、グッと胸を鷲掴みにされてしまった。
♪メモリー
感情のこもった美しいメモリーは、
最高だった。
あ、この歌を聴かせるためにこの映画はあるんだ。
そう思わせるくらいに、最高だった。
世間の評価は厳しめのものが目立つけれど、
子猫ヴィクトリアを演じたフランチェスカ・ヘイワードの
煌びやかで、躍動感のある美しい踊りは圧巻だ。
この踊りを目の前で観てみたい、、、
そう思わせるくらいにスクリーンの中でしか見れないのが
惜しい踊りだ。
そういう芸術に触れることができる点では、
この映画もいい作品だ。
そして、舞台で観たいと思わせてくれる。