映画「ジュディ 虹の彼方に」、伝説のミュージカル女優が魅せる波乱の人生とラスト奇跡のパフォーマンスに涙溢れる

映画

前略 みっちょん

「ジュディ」を観たよ。

ハリウッドでは有名なミュージカル女優、ジュディ・ガーランドの人生を描いた作品で、今年のアカデミー賞にもノミネートされている。

女優らしい自由奔放に見える生き方とカリスマ性、その裏にある苦しさ、辛さ。こういう物語に、女性は共感するみたいだね。

映画「ジュディ 虹の彼方に」あらすじ

 「オズの魔法使」で知られるハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが、47歳の若さで急逝する半年前の1968年冬に行ったロンドン公演の日々を鮮烈に描いた伝記ドラマ。「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレニー・ゼルウィガーが主演を務め、ジュディの奔放で愛すべき女性像と、その圧倒的なカリスマ性で人々を惹きつける姿を見事に演じきった。

1968年。かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨したジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤によって映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女は、幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つ。

引用 https://eiga.com/movie/89007/

ハリウッド黄金期のスター、ジュディを描く

 正直なところ、ジュディ・ガーランドという女優のことを、この映画で初めて知った。だからか、冒頭で女の子がボスらしき男から、支配されている画がどうにも腑に落ちず、いつのまにか子どもを連れてステージに上がる売れないベテラン歌手の話しに変わったのが、しばらく気持ち悪かった。

で、あの子はだれ?

そんな???を何処かに抱えたまま中盤まで進んでしまうと、流石にねぇ、深いところまで共感できなかった。

ジュディが、過去の栄光を抱えたままの身勝手で、無責任なダメな母親にしか見えなかった。お金を稼ぐために、子どもと別れ、ロンドンに行ってもなお、トラブルは起こすし、挙げ句の果ては若い男と再婚までする。

あんなに大切にしていた子どものことは、どーでもいいんかーい!って腹が立った。

「オーバーザレインボー」でラストに涙

 個人的には、こんなどうしようもない女を描いた作品が評価されるのが、理解できなかったけれど、子どもと離れることになり、再婚相手とも別れ、ステージを台無しにして、クビになったジュディのラストステージには、胸を打たれた。

 二度と上がることのないステージを、観客として見ていたジュディは、ドン底を受け入れ、向かい合う。そして、1曲だけ前の晩のお詫びに歌わせてほしいと頭を下げる。

 恥ずかしいはずなのに、観客に向けて精一杯のパフォーマンスをするジュディの魂が乗り移った名曲「オーバーザレインボー」の熱唱は、最高だった。たったワンフレーズで、観客のハートを掴んでしまう。ラストのあの感動のために、とことんダメな女を描き続けていたとしたら、オレは監督の術中にまんまとハマってしまったと言える。

大絶賛の声に遅れて納得

 人前に出る職業につくことを目指していた君は、きっとジュディの気持ちが痛いほどわかるのかもしれない。

 華やかなステージに立つ喜びと苦しさ、その日の目から落ちぶれてしまった悔しさ。栄枯盛衰、栄光と挫折、人間の綺麗なところと汚いところ・・・目を背けたくなるような生き様を巧みに表現して、ラストには観客の心を鷲掴みにする。

エンドロールが終わっても、立ち上がることができないくらいに大きなものを与えられる映画だ。
人生、何度でもやり直せることを、ジュディが身をもって証明してくれたことを知ることができる作品だ。

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